「神の異称。人にまれ、魂となれる限り、又は霊ある物の幽冥に属きたる限り、其物の名を指し定めて
言はぬをものと云ふより、邪鬼(あしぎもの)と訓めり。又、目に見えぬより大凡に鬼、魂(真字)、
伊勢物語第廿三段『魂(もの)をものと云へり』鬼魅、邪神、妖鬼、物ノ気、物狂、物の態、
物の託きたるもの」(「大言海」より)