鬼とは現世に怨みや未練があって様々な怪現象を見せたり、形となって現われるものをいう。
または物の年劫を経て老いたものが凝って鬼となり霊力を発揮する者となるらしい。
「其かたち八九尺許にて髪は夜叉の如し。身の色赤黒く、まなこ丸くして猿の目の如し。皆はだか也。」
(「古今著聞集」より)